エナラプリル(レニベース)はACE阻害薬でよくみかけるお薬ですが、なぜ...

水無月

薬剤師, 調剤薬局

エナラプリル(レニベース)はACE阻害薬でよくみかけるお薬ですが、なぜ臨床で汎用されているのでしょうか? どなたかご存知の方、教えてください。

    2020/07/07

    2件の回答

    回答する

    ACE阻害剤が国内で発売されたのが1983年カプトリル錠で1日3回投与でした。 次に発売されたのが1986年のレニベース錠で1日1回投与。 カプトリルよりも効果が良く、1日1回であったこと。薬疹などの副作用が少なかったことに加えて「レニベースが心不全患者の予後改善」のエビデンスがNEJMに発表され一機にACE阻害薬の標準品になりました。 当時は、 CCBで獲られなかった心臓保護作用=心筋リモデリング防止効果=大規模エビデンスのあるレニベース・・。 因みに、ACE阻害薬の標準薬の地位を獲得したレニベースはその後のACE阻害薬の開発第三相試験の比較対照薬になっています。 なお、 レニベースは空咳が2~30%でることから空咳の少ないタナトリルが汎用する先生も多かった様に感じていますが・・

    2020/07/14

    質問主

    ありがとうございます! とても勉強になりました。

    2020/07/17

    回答をもっと見る


    「医薬品」のお悩み相談

    医薬品

    はじめまして。 この度初めて調剤薬局で働く事になった新人薬剤師ですが、薬の用法用量を覚えるため、今日の治療薬と睨めっこしているのですが中々覚えられません。 皆さんはどう勉強されていますか?おすすめの書籍や勉強法を教えて頂きたいです。

    もん

    薬剤師, 調剤薬局

    22021/10/31

    よっぴー

    薬剤師, 調剤薬局

    よく出る処方の解析が宜しいのでは?

    回答をもっと見る

    医薬品

    市販の湿布薬で、 パップ剤 とプラスター剤の見分け方は どのように行えば良いでしょうか。

    えーみ

    登録販売者, OTC専門ドラッグストア

    02021/09/24
    医薬品

    フォシーガなどのSGLT2阻害薬が慢性腎臓病に適応がありますが、糖を尿から出す薬で腎臓を使うと思うのですがなぜそれが慢性腎臓病に効果があるのかが分かりません。教えて欲しいです。

    ゆこ

    薬剤師, 調剤薬局

    12023/02/26

    コアラ

    管理薬剤師, 調剤薬局

    ざっくり言えばSGLT2Iが近位尿細管で糖の再吸収を阻害した際に、Naの再吸収も阻害します。 Naは尿細管の遠部で再吸収されますが其迄のマクラデンサでNaが多いことを関知してその作用がフィードバックされ輸出細動脈が拡張し糸球体内圧が低下して・・等が考えられていますが、詳しくはわから無いと言ったところでしょうか。 理屈は後付けで、 DMの予後改善効果の大規模試験で腎機能が改善したり、心不全患者の予後が改善したりのデータが得られたので、 それに絞って治験したら透析予防やクレアチニン倍増者の減少、予後改善効果が得られたと言ったところです。 薬剤効果の理屈は後付けが多いですよね。

    回答をもっと見る

    最近のリアルアンケート

    ©2022 MEDLEY, INC.