コメント失礼します。
1年目でよく調べてると思います。
①に関してはその通りです。
補足としては
セファゾリンが投与されているのは
SSI[創部部位感染]予防がメインで
一般に広域スペクトラム(簡単に言うと幅広い菌に適応がある)があるセファゾリンやスルバシリンが選択されます。
元から感染がなく、術後の創部感染予防であれば
術中は半減期の 2 倍の間隔での再投与が行われ,セファゾリン(CEZ)では 3~4 時間ごとであり,その他の抗菌薬はその半減期を参考に再投与を行う
ことが望ましいとされています。
術後は48〜72 時間(大体3日)までの投与が推奨されています。
しかし、感染予防全域で投与するわけではなく、あくまで創部の細菌数を増加させないだけなので、
その他の感染[遠隔部位感染(remote infection:RI)は対象ではありません。RIには呼吸器感染症、尿路感染症、カテーテル関連血流感染症(catheter related blood stream infection:CRBSI]などがあり、これに対しては適切な培養検査をして菌の特定を行うことが必要とされています。
②に関しては、未だに議論はあるみたいですが、少なからず創部感染からの血流感染し、敗血症などの2次的合併症のリスクを減らすためであれば、腎機能の善し悪しにもよりますが予防投与が一般的にはなるのが通常の流れになってるみたいです。
あくまで創部感染がメインなので手術の大小はあまり比較にはならないですね。
それと術前投与に関しては血中濃度を上げるために術前投与がされることが多いですね。
③に関しては、先生の意向なども強いとは思いますが、感染症のマニュアルでもセファゾリンが第1選択になります。
しかし、心臓外科の開胸手術や移植手術など体外循環を使用し、より体の中を開けて長時間手術するものに関しては
侵襲が強く術後抵抗力も低くなるため敗血症などがとても怖いものでもあり
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を含む黄色ブドウ球菌の保菌が SSI の危険性を増大させるため、予防の為の投与なのかなという印象です。
ERVER.TERVERに関しては
保菌などがない前提に滅菌操作がしっかりしていれば、開胸での体外循環使用の手術などに比べて感染のリスクは低いため、セファゾリンの投与のみで事足りることに繋がるかと思います。
長文ですみません。ご参考までに。
詳しい回答ありがとうございます。『感染予防のため』と言う答えだけでは 先輩に響かなくて…慌てて勉強しました。いただいた回答をもとにもうすこしまとめてみたいと思います!ありがとうございました😊!